- ・製造業に係わる幅広い関連分野の研究者・技術者が集い,デジタルツインに関する情報収集,情報共有,意見交換,情報発信を行う
- ・ものづくりデジタルツインに関する集会を主催する
- ・ものづくりデジタルツインに関する標準仕様,施策などの提言を行う
- 主査 松尾 裕一 東京理科大学
- 幹事 伯田 誠 テクノプロ・デザイン
- 幹事 高松 典彦 ロックウェル・オートメーション・ジャパン
日本機械学会 計算力学部門 A-TS 01-30
設立趣旨
物理空間とサイバー空間を連携させることにより,自動化や技術継承といった社会課題の解決に繋げる「デジタルツイン」のものづくり産業利用への期待が高まっています.しかし,デジタルツインの構築や人材育成には,多種多様な技術やドメイン知識が要求されるため,導入や説明に二の足を踏んでいる方々は多いのではないかと推察されます.そこで我々は,ものづくりデジタルツインの社会への実装・定着を目指して,情報共有や意見交換の場として,日本機械学会計算力学部門の下に研究会を設置することを決意しました.
研究会の目的
本研究会は,ものづくりデジタルツイン分野における技術動向の把握,情報の共有,意見交換,必要な施策・仕様の提案などを通じて,デジタルツインの社会への実装・定着を促進することで,我が国製造業の課題克服や競争力強化に貢献することを目的とします.
スコープ
本研究会のスコープは,「ものづくり」すなわち製造業に係わる分野を主とします.製造業というセクターは,設計から製造,運用保守に至るエンジニアリングチェーンの他にサプライチェーン,デマンドチェーンといった各種のプロセスチェーンが存在するとともに,機械,金属,電気,化学,輸送,食品等の様々な業種に係わります.本研究会では,できるだけ広範囲の分野・業種を対象とする所存ではありますが,どちらかといえば研究開発や設計といった上流過程よりも,製造,運用保守といった下流工程,しかも工場や設備等の現場・現物に着目する予定です.また,将来の教育や人材育成,必要な教材といった観点にも焦点を当てます.